「鬼滅の刃」で音柱として活躍する宇髄天元(うずい てんげん)。
その宇髄天元には嫁が3人もいて、善逸や妓夫太郎からはかなり妬まれていました。
では、なぜ嫁が3人もいるのでしょうか?
また、雛鶴・まきを・須磨は遊郭で死亡せず子孫がいたことについても調べてみました。
宇髄天元の嫁が雛鶴・まきを・須磨の3人の理由と馴れ初めは?
宇髄天元の嫁が3人いる理由は、宇髄家の掟に「15歳になったら3人の女性を嫁にすること」があるためでした。
それも結婚する本人の意思に関係なく、家長が決めるというものでした。
そのため、馴れ初めというものは存在しません。
宇髄天元も15歳の時に雛鶴・まきを・須磨の3人を妻にしています。
雛鶴は序列の高い家出身だったため、まきをは宇髄家の親戚だったため天元の嫁になりました。
須磨だけは泣き落としの形で嫁入りしていますので、ある意味馴れ初めになるのかもしれません。
宇髄天元の嫁の1人目は雛鶴
雛鶴(ひなつる)
左の目元にホクロがある、しっかりとした女性。
21歳で、3人の妻の中で1番年上です。
宇随家に次ぐ高い序列の家の出身で、そのために宇随天元の嫁(宇随家の跡取りを産む)に選ばれたものと思われます。
忍びとしての能力も長けた「くのいち」です。
性格がまったく違う嫁3人をまとめ、まきをと須磨の喧嘩を仲裁するなど「お姉さん」的な立ち位置で振る舞う雛鶴。
まきをが宇髄天元の言葉に戸惑っているとき相談した相手も雛鶴でした。
また「雛鶴」とは上流階級の姫を指す言葉でもあるため、身分の高い家の出身なのかもしれません。
宇髄天元の嫁の2人目はまきを
まきを
元は宇髄の親戚。親族として近しい家系だったため、宇髄の嫁に選ばれたものと思われます。
年齢は20歳。
勝気な性格で、身体能力の高いくのいちです。
忍びとして「命を懸けるのは当たり前」だと考えていたまきを。
これは宇髄の父も同じ考えで、忍びとしての基本の考えなのかもしれません。
また、宇髄の父親と同じ考えだからこそ嫁候補になったのかもしれません。
しかし、夫である宇髄天元に「死ぬな」と言われたことに衝撃を受けていました。
宇髄天元の嫁の3人目は須磨
須磨(すま)
妻のなかでは最も若い19歳。
本来、宇髄の元へ嫁ぐのは須磨の妹でしたが、須磨が泣き落としの形で嫁入りしました。
宇随天元の嫁になりたかったのか、宇髄家に嫁ぎたかったのかは不明ですが、天元・雛鶴・まきをとは違って「自ら相手を選んだ」ことになります。
泣き虫な性格で、くのいちとしても未熟で、本人もその自覚を持っています。
宇髄天元の元々の嫁候補は須磨の妹でしたが、須磨がふすまを突き破って駄々をこねたため、泣き落としの形で宇髄天元と結婚することとなりました。
勝気なまきをとよく喧嘩になっている須磨ですが、嬉しくても悲しくても悔しくても泣いてしまうため、登場するときは基本泣き顔になっています。
ちなみに須磨は男性だけでなく、女性も好きだと明かされています。
宇髄天元の3人の嫁(雛鶴・まきを・須磨)は死亡する?
宇髄天元が考える嫁3人の命とは?
恋愛結婚ではない天元と3人の妻たちですが、宇髄天元は妻3人にこう宣言しています。
「俺は派手にハッキリと命の順序を決めている
まずお前ら3人 次に堅気の人間たち そして俺だ」
たとえ、勝手に決められた結婚だったとしても宇髄天元は3人の妻を愛していることがこのセリフから読み取れます。
鬼の棲む遊郭に潜入した雛鶴・まきを・須磨の3人は一時、宇髄天元と連絡が取れない状況でしたが全員生存しています。
客として宇髄天元が遊郭を訪れた際には、鬼の居場所や気配が掴めなかったため、客よりももっと深い場所(屋敷の中)に3人を花魁として潜入させていました。
連絡が途絶えた際、伊之助から「死んだんじゃねーの」と言われたため死亡説が流れました。
宇髄天元の嫁・雛鶴は「京極屋」に潜入
遊郭の「京極屋」に潜入し、夫である宇髄天元に情報を伝えていました。
敵の屋敷に潜入しているということで、常に命は危険に晒されていました。
そして蕨姫(わらびひめ)花魁が鬼であることに気付いたのでした。
しかし、蕨姫(=上弦の陸・堕姫)からも怪しまれてしまい、自ら毒を飲んで脱出を試みようとしました。
ところが別れ際に蕨姫から手渡された「監視及び殺害を目的」とした帯によって身動きがとれなくなってしまったのでした。
そこへ宇髄天元が助けに来て、解毒剤を飲んだことで危機を脱し、生きて帰ってくることができました。
宇髄天元の嫁・まきをは「荻本屋」に潜入
遊郭の「荻本屋」に潜入したまきをも、夫の宇髄天元に手紙を書いて情報を報告していました。
しかし、それがバレてしまい、鬼である蕨姫に捕まってしまいます。
物語の初登場時は蕨姫(堕姫)の帯で締め上げられ「誰に手紙を出していたのか!」と問いただされていました。
その後、帯に取り込まれてしまい、須磨と一緒に伊之助によって助け出されました。
帯から解放されるとすぐに伊之助に加勢していましたので、まきをも死なずに生きています。
宇髄天元の嫁・須磨「ときと屋」に潜入
遊郭の「ときと屋」に潜入していたのが須磨です。
連絡が取れなくなり、宇髄天元の命令で炭治郎が潜入した時には鯉夏(こいなつ)花魁から「足抜けした」と聞かされました。
「足抜け」の理由は須磨が残した日記に書いてあったと鯉夏花魁は話していましたが、炭治郎はすぐに「鬼に捕まったのだ」と気付きました。
須磨はまきをと共に蕨姫の帯に取り込まれましたが、伊之助に助けられて生きていました。
また、伊之助に加勢する際にはこんなセリフを言っています。
「だって だって まきをさん
あたしが❝味噌っかす❞なの知ってますよね!?
すぐ捕まったし」
このセリフ通りなら遊郭潜入後、すぐに蕨姫=堕姫に捕まっていたものと思われます。
しかし、遊郭で「花魁」の立場までのし上がれる力もあるので、とても優秀な女性だといえます。
宇髄天元の嫁3人の遊郭編での活躍
宇髄天元や炭治郎たちが上弦の陸の妓夫太郎(ぎゅうたろう)と堕姫と戦っている間、須磨とまきをは一般人を安全な場所へ避難させていました。
また「解毒剤が効いたら吉原から出ろ」と宇髄天元に命じられていた雛鶴でしたが、人気の無い路地を移動して天元たちの元へやってきます。
そして夫・宇髄天元や炭治郎たちが窮地に立たされた際に、雛鶴は鬼に効く藤の花の毒を大量に塗ったクナイで攻撃します。
この攻撃が状況を一転させるのでした。
宇髄天元の嫁である雛鶴・まきを・須磨は、「くのいち」・忍びとして、また夫を愛する妻として上弦の鬼との闘いをサポートしていました。
宇髄天元の3人の嫁(雛鶴・まきを・須磨)には子孫がいた!
「鬼滅の刃」の最終巻で、宇随天元の子孫にあたる宇髄天満(うずい てんま)という男性が出てきます。
では、宇髄天満はどの嫁の子孫にあたるのでしょうか?
宇随天元の子孫は宇髄天満!
結論からいうと、宇髄天満がどの嫁の子孫なのかは明らかにされていません。
宇髄天満は「鬼滅の刃」最終巻の中で、体操日本として金メダルを獲り、ネットニュースになっているという設定です。
漫画に登場する際、宇髄天満の年齢は20歳の設定です。
宇髄天元と似ていてイケメンではありますが、マナーが悪く、中指を立てたり新聞記者の首を絞めたりとキレやすい人物といえます。
3人の嫁のなかでキレやすいのはまきをだったので、もしかしたら宇髄天元とまきをの子孫なのかもしれません。
また、宇髄天元は嫁3人をそれぞれ愛していたので、他の嫁との子孫も作中に描かれていないだけで、いるのかもしれませんね。
宇髄天元と雛鶴・まきを・須磨は遊郭・鬼を滅ぼした後も4人で仲良く暮らしたと推察されるため、なおさら宇髄天満がどの嫁の子孫かが分からないといえます。