内村航平2世と注目されている、体操の選手の北園丈琉さん!
大阪にある体操の名門と言われる清風高校を卒業していますが、その後の大学の進路が歴代の選手達と少し異なっています。
五輪に出場するような実力のある選手が進学する大学として一般的なのは、日本体育大学や順天堂大学と言われていますが、北園丈琉選手は大学に進学せずに実業団である徳洲会へ。
大学はオンラインで授業が受けれる通信制の星槎大学に進学しています。
この記事では、北園丈琉選手の学歴・経歴について
- 出身高校は清風高校・過去の成績は?
- 進学先の大学・星槎大学とは?
- 大学進学せずに徳洲会を選んだ理由は?
についてまとめています。
北園丈琉の出身高校と中学は清風学園!
北園丈琉選手の出身高校は、大阪府にある私立の男子校・清風高校(清風学園)です。
清風校は体操だけでなく、テニスや陸上といった種目でも全国レベルの選手が集まるスポーツの名門高校として知られています。
北園丈琉選手は2019年〜2021年の間に、文理コースのスポーツクラスに通っていました。
2021年度最新の偏差値は61となっています!
大阪府出身の北園丈琉選手は、中学生の時にスポーツ推薦で清風中学に通っており、内部進学で清風高校へ進学しました。
高校1年生の時にはユースオリンピックで個人総合を含む5冠を達成し、当時から世界トップレベルの実力を持っていた事がわかります。
2021年3月に清風高校を卒業していますが、北園丈琉選手は大学には通わずに通信制の星槎大学のオンライン講義を受け、体操の練習は今まで通り清風高校で行います。
オリンピック選手について!
北園丈琉の大学は星槎大学!
北園丈琉選手は『大学には通わず実業団に入った』と言われる事が多いですが、正式には星槎大学の授業を受けています。
星槎大学とは、神奈川県にある私立大学です。
社会人対象の通信制大学であり、教育や福祉、環境、国際関係を重点的に学ぶことができます。
幼稚園から高等学校までの教員免許や、各種カウンセラー、社会福祉の資格など様々な資格を取得できますので、北園丈琉選手が現役引退後に学校や体操教室などで次世代の子供達にスポーツを教える事も可能となりそうです。
学生の半数以上が公務員や教員の方で、自分の時間を大事にしながら学べる大学なので、今現在勉強より体操に専念したいという北園丈琉選手にとっては最適の環境といえますね!
北園丈琉大学に進学せず徳洲会を選んだ理由は?
北園丈琉選手は2021年4月から大学進学する年齢でしたが、スポーツの名門大学と言われる日体大学や順天堂大学には進学せずに徳洲会体操クラブに加入しています。
ちなみに、北園丈琉選手が尊敬している内村航平選手は日本体育大学に通っていました。
しかし、大学に進学せずに徳洲会体操クラブへの所属を決めた理由は、『強くなるためには?』という事を第一に考えて、没頭と体づくりを選んだからと言われています。
北園丈琉が所属する徳洲会とは?
徳洲会体操クラブはかつて国内最強チームと言われるほど実力のある体操選手が集まっている団体でした。
2003年から全日本選手権の団体を5連覇した経歴があります。
現在は、アテネオリンピックで活躍した米田功(よねだ いさお)選手が監督をしています。
神奈川県鎌倉市には専用の体育館があり、チーム練習以外で自由にトレーニング出来る時間と場所が確保されていますので、練習に没頭出来る事が魅力の一つです。
また、徳洲会には管理栄養士がおり、栄養バランスの計算された食事を昼と夜で提供しています。
現在も身長が伸びていて身体が成長中の北園丈琉選手にとって、体づくりの面で食事のサポートをしてもらえる環境もメリットに感じたのでしょう!
北園丈琉が徳洲会に入団した理由は?
徳洲会体操クラブに入団した一番の決め手は、北園丈琉選手の練習スタイルが関係していると思われます。
北園丈琉選手が過去の取材で語った、
みんなと同じだと、同じようにしかうまくなれない。
という言葉からもわかるように、自分で練習方法を考えて取り組むなど、かなりストイックな性格である事がわかります。
練習の1時間半前から1人でウォーミングアップをする努力家で、苦手だったあん馬や鉄棒を克服した際にも、どうやってコツを掴んだのかと聞かれ、練習量を増やすしかない!と、繰り返し練習する事が上達への道だと語っていたほどです。
実は、徳洲会で監督を務める米田功監督も、現役時代は自発的に居残り練習をするタイプの選手でした。
そして、現在徳洲会体操クラブに所属する石澤大翔選手や岡慎之介選手も練習に没頭するタイプの選手である事が分かっています。
徳洲会の午前のトレーニングは10時から始まるが、石澤や岡はその1時間以上前から体育館に来て動き出し、午後も居残り練習に汗を流す。
(引用:NumberWeb)
同じようにとにかく体操を極めたいという仲間がおり、練習に没頭できる環境を選んだと言えます。
近年、スポーツ界では現役引退後のことを考えて大学に通い勉強をしながらスポーツをし、卒業する事で学歴も手にして将来就職できる環境を整える事が多いです。
北園丈琉選手も元々は大学進学する予定としていたため、進学進路選択前には各大学の見学をしていました。
しかし、学業よりも体操!ということを突き詰めるため、高卒で実業団に入るという新たな道を切り開いています!
どの大学で誰が同じチームメートになるかよりも、自分の体操を突き詰められる環境か。と言う事を重視した選択となったようです。
北園丈琉選手は、かつての名門『徳洲会』復活の流れを作る第一歩として期待される新星なのです!