大坂なおみがわがまま・嫌いと言われる理由!炎上は国籍とうつ病が原因?

大坂なおみ選手は、アメリカ人の父親と日本の母親の間に生まれたハーフでありながら、日本国籍を取得して、日本人としてオリンピックに参加する事を選んだ日本人であります。

テニスプレーヤーとして素晴らしい結果を残し、世界からも注目されている大坂なおみ選手が、日本人としてオリンピックでプレーする事は光栄な事のように思われます。

しかし、国内からは大坂なおみ選手に対して、わがままや幼稚と言った批判の声が多く見られ、オリンピックの最終聖火ランナーとして選ばれた事も相応しくないと言われていました。

大坂なおみ選手が、わがままと言われるようになったのは、国籍が関係しており、その後の言動からも幼稚で自分勝手・嫌いという印象が大きくなっているようです。

そこで今回、大坂なおみ選手が、わがままで幼稚だと言われて批判されるようになった過去の出来事を分かりやすく解説します!

大坂なおみの黒人差別に対するボイコットがわがまま!

まず初めに、大坂なおみ選手がわがままと言われるようになったのは、2020年に起きた警察官による黒人銃撃に抗議し、予定されていたウエスタン&サザン・オープン準決勝をボイコットすることを表明しだからでした。

大坂なおみ選手が試合をボイコットした理由は、アメリカで起きた、アフリカ系の男性が背後から至近距離で警察官の銃撃を受けた事件がきっかけです。

以下は、当時大坂なおみ選手がボイコットについてツイートした内容になります。

こんにちは、ご存知のとおり、私は明日、準決勝の試合をする予定でした。

しかし、私はアスリートである前にひとりの黒人女性です。黒人女性として、私のテニスを見てもらうことよりも、いま緊急に注意を払うべき重大な問題があると感じています。

私がボイコットしただけですぐに何かが大きく変わるなどとは思っていませんが、白人がマジョリティを占めるテニス界で対話を始めることができれば、正しい方向へ向かっていくための一歩になると考えます。

警察の手により黒人が虐殺され続けるのを目にすることは、正直言って、吐き気がします。

数日ごとに新しいハッシュタグが生まれることに疲れきっていますし、何回も何回も同じ話を繰り返していることにヘトヘトです。いったいいつまで繰り返されるのでしょうか。

当時、大坂なおみ選手は、「差別主義者でない」というだけでは、十分じゃない。私たちは「反差別主義者」でなければならない」と語っていました。

正義感に溢れた素晴らしい行為なのですが、日本では海外のように、デモやボイコットで意見を主張するという文化に馴染みがないため、大坂なおみ選手の試合を放棄する事で訴えるという行為がわがままと捉えられました。

当時海外では、大坂なおみ選手以外にもNBAバスケットボールや野球のメジャーリーグなどでも、試合ボイコットの動きが起きており、大坂なおみ選手のボイコット行為は海外から高く評価されています。

プロテニスプレーヤーであれば、試合を放棄するのではなく、勝利してから訴えればいいというのが日本人らしい考え方として広まり、大坂なおみ選手はわがままであると批判される事になりました。

大坂なおみ選手の試合放棄・ボイコットに対する世間の声は?

アフリカ系の男性が銃撃されたことに対してボイコットしているという点で、国籍が日本でも考え方が日本人ではないという印象を植え付け、日本人らしくないという所が批判の対象となっています。

一方で、大坂なおみ選手のボイコットを認める声もあります。

大坂なおみ選手がウエスタン&サザン・オープン準決勝をボイコットしたことで、大会の運営側が配慮し、試合自体を延期して大阪なおみ選手が出場できるようにと調整されました。

その結果、大坂なおみ選手は大会への出場を決め、そしてこの試合で大坂なおみ選手は見事優勝を果たしています!

自分の意見を行動で示し、さらにテニスの実力でも試合で優勝を成し遂げた大坂なおみ選手は、この件をきっかけに海外から注目され、大人気のスター選手としての地位を確立しています!

しかし、日本人の差別には無関心であることや日本語が喋れないということも、国籍は日本であるが、ルーツは日本人でないという印象を与えてしまっているようです。

大坂なおみの彼氏の犯罪行為に対する擁護がわがまま!

大坂なおみ選手がわがままと言われる理由は、不法侵入で警察に逮捕された彼氏を擁護する発言をしていたからです。

大坂なおみ選手の彼氏のCordaeさんは、2020年3月にアメリカで起きた、アフリカ系アメリカ人女性が警察官の誤射によって亡くなるという事件に対して、抗議デモに参加していました。

英HIPHOPメディアのCOMPLEXによると、抗議デモが行われたのは事件があったケンタッキー州の司法長官の自宅の敷地内で、退去を要求した警察の指示を無視して、デモを続けたCordaeを含めた80人以上が逮捕されたと報じられています。

これについて、大坂なおみ選手は、逮捕された彼氏のCordaeさんを擁護する発言をしました。

これについて大坂は「警察はただ抗議している人たちを逮捕している。こんなのはクレイジーだ」と抗議している。

(引用:THE TENNIS DAILY

これだけ聞くと、大坂なおみ選手は、犯罪者であっても彼氏だからという理由で擁護するわがままな女性というイメージが湧きますよね。

しかし、大坂なおみ選手と彼氏のCordaeさんは、黒人差別に対する抗議活動中であり、人種主義問題について意欲的に行動して、SNSでも度々抗議する発言をしている最中でした。

そのため、力でねじ伏せようとする警察に抗議する意味もあってこのようなコメントを発表したのだと思われます。

大坂なおみ選手の彼氏擁護に対する世間の声は?

デモをする、抗議する、という所まではいいと思いますが、逮捕された彼氏を庇う(かばう)発言をしたことが、大坂なおみ選手が自分勝手でわがままといわれる原因となっていました。

こちらも、デモや暴動が多く起きる海外と日本の文化や国籍の違いが原因かもしれませんが、差別を撤廃しようとしていた彼氏のCordaeに、逮捕された犯罪者という肩書きがついてしまったことで、余計に大坂なおみ選手のイメージを悪くさせてしまったように思われます。

日本人の中には、Twitterで拡散された、『大坂なおみ・犯罪者の彼氏を擁護』という文だけを見て、大坂なおみ選手と彼氏のCordaeさんが逮捕された内容や経緯をよく知らずに、自分勝手というイメージを持った方もいると思われます。

大坂なおみはラケット破壊で幼稚でわがまま!

大坂なおみ選手は、2021年5月のイタリア国際女子シングルス2回戦に出場した際に、2回戦で世界ランク外のシカ・ペグラ選手にストレートで敗れ初戦で敗退し、自身の使用していたラケットを地面に叩きつける、蹴るなどして破壊する場面がありました。

これに対して、大坂なおみ選手が感情的になり、ラケットに八つ当たりしてイライラを発散しているということが問題となり、Twitterのトレンドに『ラケット破壊』というワードが浮上したほどです。

これ以前にも、大坂なおみ選手は、ラケットを破壊する行為を繰り返しており、過去にはスポンサーであるYONEXから、大坂なおみ選手の影響力が考慮されて、ジュニア世代やキッズたちが今回のような行為を真似することを危惧していると報道されたことがありました。

大坂なおみ選手は、世界ですでに活躍しているアスリートであり、影響力があるため、言動には人一倍気を付けなければいけない立場にありますね。

大坂なおみ選手のラケット破壊に対する世間の声は?

感情的にラケットに八つ当たりする大坂なおみ選手に対して、ラケットを破壊する行為をみた方は、プロプレイヤーの行動に相応しくないと、幼稚でわがままな印象を持ったようです。

しかし、世界で活躍するテニスプレーヤーの中には、錦織圭選手やジョコビッチ選手、フェデラー選手など、試合で上手く力を発揮できなかった際に、ラケットを破壊する行為をしています。

テニス界でラケットを破壊するシーンは、案外多く見られるようですね。

だからといって、大坂なおみ選手のラケットうを壊す行為が認められる訳ではないですが、テニスファンからすると、あるあるといった感じで、暖かく見守ってあげて欲しいことのようです。

大坂なおみが記者会見拒否でわがまま!

2021年6月頃、大坂なおみ選手がわがままと言われる理由は、アスリートのメンタルヘルスを無視した記者会見について抗議を示すため、全仏オープンの会見出席を拒否したからです。

「記者会見ではアスリートの心の健康状態が無視されていると感じていました。自分を疑うような人の前には出たくありません」。(引用:産経新聞)

大坂なおみ選手は、

  1. 記者会見のたびにクレーでの成績が悪いことを指摘されてますます自信を失った
  2. ローマでの初戦敗退で精神的な問題を抱えていた
  3. 全仏オープンで自信を持ってプレーするためにはそういった声を一切遮断することが最善の策と考えた

ということを理由に、記者会見を放棄すると言いました。

しかし、テニスの大会では、選手は勝敗にかかわらず会見に応じるのがルールとなっており、四大大会の場合、負傷時などを除き会見に出席しなければならないとルールブックに明記されています。

そのため、記者会見に参加しないと宣言した大坂なおみ選手には、ルール違反で罰金の対象となり、大会側から罰金1万5千ドル(約165万円)を科されました。

全仏オープンを主催するフランス連盟の会長は、大坂なおみ選手が会見拒否した事に対し特例を認めず、「記者、彼女(大坂)個人、テニス界全体にとって残念。大いなる過ちだと思う」とすぐさま批判したことで、海外のテニスプレーヤーなども、大坂なおみ選手の行動に賛同していません。

大坂なおみ選手の記者会見拒否に対する世間の声は?

実際に、大坂なおみ選手への質問の中に、国籍や、家族・彼氏についてなど、プライベートな内容について触れるものがあったのは事実です。

しかし、このような質問をされるきっかけや原因を作ったのは、大坂なおみ選手のこれまでの言動だという意見もあります。

 

記者に対して、質問内容に問題があると訴えた大坂なおみさんの勇気ある行動に、賛同する意見も多く寄せられています。

大坂なおみの試合放棄とうつ病発表がわがまま!

さらに、大坂なおみ選手は、記者会見を拒否しただけでなく、2020年8月29日のウエスタン・アンド・サザン・オープン準決勝以降の試合に出場しないという意向を示して、わがままな対応であると注目を集めました。

理由については、このように語っています。

実は2018年の全米オープン以降、私は長い間うつを患い、対処するのに本当に苦労してきました。私のことを知っている人は誰でも、私が内向的であることを知っているし、大会で私を見たことがある人は、私が不安を和らげるため、ヘッドホンを頻繁に身に着けていることに気づいたでしょう。
 報道陣はいつも親切でした。(この場で私が傷つけたであろう全ての優秀なジャーナリストに謝りたいです)。でも私は、人前で話すのが得意ではない上、世界のメディアに向かって話す前には大きな不安の波に襲われます。
 本当に緊張して、いつも最善の答えができるようにすることは、大きなストレスです。このため、パリでは、すでに不安で傷つきやすい状態になっていたので、自分を守るためにも記者会見を回避した方がよいと思いました。(引用:大坂なおみのインスタグラム)

記者会見を拒否した理由が、うつ病・うつ症状を患っているためとし、2018年頃からの約3年間もの間苦しんでいたことを発表しました。

しかし、これに対して、いくらトップアスリートといえ、うつ病を発症していながら3年近くも競技を続けられるだろうか?という疑問の声が挙がりました。

また、インスタグラムに水着姿をアップするなど、SNSで積極的にプライベートの画像を投稿している事もうつ病が嘘なのではないかと噂される原因となったようです。

 

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今回の大坂なおみ選手のうつ病報告は海外でも批判を集めており、うつ病報告を不審に思った方がいることがわかっています。

コメンテーターのクレイ・トラヴィスさんや、有名ジャーナリストのメーガン・ケリーさんが、「内向的すぎて試合後にメディアと話せないと言っているけど、リアリティー番組やバービー人形を立ち上げ、今後はスポーツ・イラストレイテッド スイムスーツ(水着)表紙を飾っている」とSNS上で指摘。

しかし、これに対して大坂なおみ選手は、うつ病を発表する半年前に撮影されたものだと主張し、Twitter上で言い合うようにやり取りしていた事が報道されています。

大坂なおみ選手の試合放棄とうつ病発表に対する世間の声は?

大坂なおみ選手がうつ病を発表したタイミングが、試合後の記者会見に参加しないと発表して対応に問題があると炎上していた最中のことであり、うつ病であることを言い訳にして批判的な意見を上手くかわそうとしているという印象を与えました。

うつ病であることを証明する診断書などがなく、3年前からうつ症状があったのか?病院に通っていたのか?という疑問を証明していないところも、うつ病が仮病ではないかと思わせる原因となっています。

また、うつでありながら、オリンピックに出場することや、聖火ランナーを引き受けていることに対しても批判的意見が多く寄せられています。

もちろん、大坂なおみ選手の体調を心配する方の声も多くありましたが、

  • うつ病を発表したタイミングが批判されているときであった
  • 3年前からという長すぎる期間テニスができていた
  • SNSは積極的に更新している

ということが理由で仮病なのではないかと噂され炎上していることがわかります。

大坂なおみのうつ病の原因は?

大坂なおみ選手のうつ病は、【新型うつ】と【社交不安障害】が原因だと言われています。

【新型うつ】とは、20〜30代によく見られるうつ病の症状で、気分の落ち込みはあるが、好きなことは楽しめるという症状があり、甘えと言われてしまうことがあります。

【社交不安障害】とは、 人の注視を浴びる社交場面で、著しい恐怖や不安が出てしまうという不安症の一種である可能性があります。

大坂なおみ選手が、人前で話すことが苦手であり、好きなことは楽しめているという現状を見ると、新型うつと社交不安障害であると思われます。

実際、公の場でのスピーチ意外は今まで通り行うことが可能で、オリンピックの試合や聖火ランナーとして活躍しています。

会見に対する苦手意識で、人前でしゃべることに対する恐怖心から、記者会見を拒否するという選択をして、批判を集めて炎上することとなってしまったのでしょう。

病気に関しては、本人にしかわからない部分ではありますが、うつ病の中にも色々な症状があることを理解していく必要があると思います!

まとめ

大坂なおみ選手が、わがまま・嫌いと言われる理由についてまとめました。

  • 人種差別問題でのボイコット
  • ラケットの破壊行為
  • 犯罪者の彼氏を擁護した
  • 全米オープンの記者会見と試合出場の放棄
  • うつ病発表

大坂なおみ選手が、日本人から批判されるきっかけとなったのは、差別批判で試合をボイコットしたという行為が日本人に馴染みのないことだったという理由でしたが、世界からは讃称される素晴らしい行為であったことがわかりました。

また、国籍が純粋な日本人でないというイメージうつ病を発表したタイミングが世間とのギャップを生み、批判・炎上に繋がる形となっていました。

ちなみに、大坂なおみ選手は多くのスポンサーが付き、2021年に女性アスリートでこれまでの最高額の年収記録を更新しました。

大坂なおみ選手が、世界的にみて活躍が期待される有名な選手であることは間違いありません。

日本の国籍を持ち、世界を相手にプレーしていることは、日本人として誇らしいこととしてアピールできることだと思います!